なんで、私がエストニアに。

なんで、私がエストニアに。

こんにちは!Kokiです。

私は、2024年の9月より1年間、エストニアのタルトゥ大学にいわゆる修士留学に来ています。こちらに来てから少し時間がたちましたが、アウトプットもかねて、留学の様子を少しずつブログにつづっていこうかなと思っています!

エストニアってどこ?

留学が決まってから、日本で知人に「エストニアに留学行くさ」と言うと、まずもってみんな怪訝な顔をします。どこだその国は。

中高で真面目に勉強してきた人なら、バルト三国の1つとして覚えているかもしれません。つまりロシアの隣にあるごちゃこちゃしたとこだろうと。私も高校時代バルト三国を上から順番に暗唱した記憶があります…。

しかも、それが通じるのも一定の世代まで。私の両親が学生のころ、そこにはソ連しかありませんでした。今までで一番の傑作は「どこそれ、アフリカの国?」節子、それエストニアやない。エチオピアや。

青い小国がエストニア

ということで、エストニアはロシアのすぐ西隣、バルト三国の一番上、フィンランドと海を挟んで真下に位置しています。

ソ連からの再独立からは30数年しか経っていませんが、Skypeを生み出すなどIT・スタートアップが盛んで、またいち早く行政のデジタル化を行うなど、デジタル先進国として発展し今に至ります。

なんでエストニア?

これは、エストニアの位置を(なんとなく)理解した知人が次に飛ばしてくる質問です。あまりにも聞かれすぎて、渡航直前はもう紙に書いて名刺みたいに持ち歩こうかと真剣に考えたくらい。

結論から言うと、IT分野の法律を勉強するために、ここを選びました。

私は、タルトゥ大学法学部の中のInformation Technology Law(情報技術法)というプログラムで勉強しています。もともとこの分野に興味があり、学部時代は日本の法学部で通常のカリキュラムをこなしつつ、オランダの大学へ交換留学に行きIT関連の法律を勉強し、卒業論文も関連するテーマで執筆しました。

しかし、日本の大学この分野が盛んとはあまり言えないかと思います。学部で学ぶチャンスは相当限られ、いざ修士で専門性を深めようとしても、体系的にIT法を勉強する課程はもちろんなく、憲法なり刑法なり、特定の分野からアプローチする方法が主流です。

特に日本で研究者になりたいわけでもなかった私は、先生のすすめもあり、ITへの革新的な規制で知られ、体系的に研究分野として確立し、また以前に留学経験もあるヨーロッパへの留学を決意しました。

その中でも、ある意味でIT化が最も進んだ国ともいえるエストニアの大学へ入学できて、ラッキーでした!

閑静な住宅街に佇む法学部の建物

弁護士に囲まれて…

ただし、(出願時からわかっていたことですが)このプログラムは、学部から上がって研究を続けるというよりかは、実務家がさらなるスキルアップを目指すことに主眼を置いています。

そのため、クラスの大半が世界各国から集まった弁護士や公務員などなど。私のように社会人経験の少ない学生はごく少数です。そのため、日々の授業では大変に「高尚な」議論が交わされており、ついていくのもやっとこさ。

それでも、このハードな日々をむしろチャンスと捉えて、将来のキャリアに生かしていくべく奮闘していきます!

それでは、Nägemist!

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